写真:©︎アフロ


 7月29日(土)、さっぽろホコテン(札幌駅前通、南一条通)でTOWN PICNIC実行委員会が主催するイベント「まちなか運動会」が開催され、冬季オリンピック・パラリンピック札幌招致期成会は北海道・札幌2030オリンピック・パラリンピック招致ブースを出展。また、冬季競技を体験していただき、選手と直接触れ合っていただくことで冬季スポーツの良さ、楽しさを知っていただく機会として、アイスホッケー、カーリングの冬季スポーツ体験会を実施しました。



子どもたちがアイスホッケー、カーリングなどを体験


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 アイスホッケーのシュート体験には、ソチ、平昌、北京と3大会連続でアイスホッケー女子日本代表チームのキャプテンとして冬季オリンピックに出場した大澤ちほさんがゲスト参加。スティックの持ち方、パックの打ち方など手取り足取り教えてもらった子どもたちは楽しみながらシュートを体験し、見る見る上達していくその姿に「みんな、すごく上手でした。今度、リンクに来てほしいです」と、大澤さんは笑顔いっぱいでした。



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 一方、道路にマットを敷いて行うフロアカーリング体験では、カーリング女子チーム「フォルティウス」がゲスト参加。子どもたちがストーンの投てき(ショット)を体験したほか、フォルティウスのメンバーと一般参加した親子などが即席でチームを結成してゲーム対決するなど大盛り上がりとなりました。


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 冬季スポーツ体験会について、小さなお子さんといっしょに参加していただいたご家族にお話をお伺いしたところ、「コロナ禍で選手と触れ合う機会がなかったので、こうして選手やスポーツに気軽に触れ合えるのはすごく貴重な時間だと思いました。今日は子どもといっしょにいろいろと体験できたのですごく良かったです」と感想をいただきました。また、札幌市が招致を目指している北海道・札幌2030冬季大会についても「私たちはスポーツがすごく好きな家族ですので、お金の面など難しい問題もありますが、実現できたらすごく素晴らしいと思います。2030年には子どもも小学生になっているので、一緒に見に行きたいですね」と、ご意見をいただきました。




競技の垣根を越えてアスリートがコラボ

 

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 この日の「まちなか運動会」では冬季スポーツ体験会のほか、3人制プロバスケットボールクラブによる3×3エキシビションマッチをはじめ、バスケットボール&車いすバスケットボール、サッカー、バレーボール、ダブルダッチ&なわとび、かけっこ、ヒップホップダンス、ヨガなど、さまざまなスポーツの教室・体験会を実施。さらに、DJ体験ブースも設けられ、週末を彩る札幌駅前通の歩行者天国はスポーツと音楽で盛り上がる空間となりました。

 

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 また、大澤さんがカーリング、フォルティウスのメンバーがアイスホッケーにそれぞれ挑戦したほか、バレーボール教室を開催したバレーボール女子チーム「アルテミス北海道」、サッカー教室を開催したサッカー女子チーム「ノルディーア北海道」の選手たちもカーリングなど冬季スポーツ体験に飛び入り参加。札幌市を拠点とする選手・チーム同士、競技の垣根を越えて交流、コラボする場面も多く見られ、それぞれの競技を体験した大澤さんとフォルティウスの近江谷杏菜選手は「次は氷の上で実際にやりましょう!」と約束していました。



大澤さん、近江谷選手からメッセージ


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 イベント後、今回の冬季スポーツ体験会について、参加したアスリートに感想を伺ったところ、「アイスホッケーも身近なスポーツではないので、こういう機会に触れていただいて楽しいなと思ってもらえたら嬉しいですね」と大澤さん。近江谷選手も「冬の競技は施設の面も含めて触れ合う機会が少ないと思いますので、こういう形でカーリングにも興味を持っていただけたのではないかなと思うと、すごく嬉しいです」と話していただきました。また、北海道・札幌2030冬季大会の招致について、大澤さんは「もちろん実現したら嬉しいと思いますので、大会が招致されたら全力で盛り上げたいと思います」、近江谷選手は「オリンピック・パラリンピックは4年に1度開催されますが、間近で見られる大会は一生に一度しかないと思いますので、ぜひ皆さんといっしょに共有したいなと思っています」と、大会への思いを語っていただきました。


 最後に、大澤さん、フォルティウスから「もしも2030年北海道・札幌でオリンピック・パラリンピックが開催されたら」のメッセージもいただきました。


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